軽度〜中程度と重度歯周炎の治療は、上のような歯肉炎の治療に加えて ・ルートプレーニング 歯肉縁下の歯石を除去して歯根面をなめらかにします ・歯周外科 麻酔をして歯肉をはがし、直視下で歯石・悪い肉芽を除去します (FlapOperation) 歯肉の審美性の改善を目的に行うこともあります。 ・咬合調整 細かい咬み合わせを繊細に調整します ・レーザー治療 CO2レーザーを照射し、炎症を除去します ・補綴物の連結固定 動揺のある歯を動揺のない歯と連結固定することで歯の動きを止めます
歯に付着した歯石を取る為の道具。手用(手で使うもの)と機械式のものがあります。機械のものは空気で動くものもありますが、大部分は超音波スケーラーといわれる先端が1秒間に25000から40000回ぐらい振動するものです。大まかな歯石を機械式スケーラーで取り、細かい歯石や歯肉縁下(歯肉の下に隠れている部分)の歯石は手用スケーラーで取り除きます。 手用にも下記のような種類があります。 ・鎌型(シックルタイプ) ・のみ型(チゼルタイプ) ・鋭匙型(キュレットタイプ) ・やすり方(ファイルタイプ) ・鍬型(ホウタイプ) この中で一番使うのは 鋭匙型スケーラーです。 (これ以外のスケーラーでは 仕事にならないといっても過言ではありません。)